改良メダカ情報館

メダカの情報整理用にブログを始めました。改良メダカを詳しく解説!!

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メダカの病気

メダカの病気と症状

メダカがよく罹りやすい病気を紹介します。代表的な病気ですが白点病(ウオノカイセンチュウに寄生される)、尾腐れ病(カラムナリス菌が原因)、水カビ病があります。その他でエロモナス病(松かさ病含む)があります。白点病と水カビ病は早期に発見できたらすぐ完治できますが、その他の病気からメダカを完治させるのはなかなか難しい課題となります。

特にエロモナス菌が厄介で赤班病と言われる病状は初期症状は小さい赤班がヒレなどに確認でき、重度になると赤班も大きくなり数も増えます。松かさ病もエロモナス菌が原因で腹部が膨らみ鱗が逆立ちます。ダルマメダカが感染した場合、松ぼっくりみたいな見た目になります。

メダカの体調や外傷を治す方法として一般的なのが塩浴です。濃度は0.5%としてください。いきなり塩分濃度を高めるのではなく二日ほどかけて濃度を0.5%まであげて1週間前後、様子をみます。症状が悪化していくようならグリーンFマラカイトグリーンを使用して薬浴させます。それでも症状が改善しない場合はかなり弱っているので神頼みしかありません。

それと、魚病薬を使用するときに注意しないといけないことがあり、説明書通りの希釈率でメダカを薬浴させたりしたら弱っているため即死する可能性があります。薬浴させる場合も塩浴の容量と同じで、基準より薄めに作りつつ、徐々に濃くしていき、2~3日後に規定の濃度に達するようにしてください。

他の薬剤でエルバージュエースという魚病薬もあるんですがこれは使ったことがないのでなんとも言えません。

 

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水カビ病

 

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尾ぐされ病

 

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エロモナス病

 

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尾ぐされ病+エロモナス病

 

 

メダカの病気を治すのは大変

普段から予防する事を考え、なるべく病気に罹りにくい環境を整えてあげることが大切です。

それと書き忘れていたんですがダルマメダカ特有の病気「転覆病」は低水温時に発症しやすいです。これも完治しにくい病気で、一度完治したかと思っても再発と改善を繰り返し結局のところメダカの寿命を奪っていきます。

 

下の画像は「口開き」個体です。感染症などで引き起こされる訳ではなく、遺伝的な問題だと考えてます。ただ単にずっと口が開きっぱなしなだけです。餌は食べれるので普通に飼育できます。繁殖も可能ですが遺伝的な事を考えると使わない方が良いでしょうね。上から鑑賞するには問題ありませんが横から見たときが間抜け過ぎます笑。Mサイズの頃はまだ口の開閉はできていたのですがLサイズになった時には口が開いたままになっていました。

 

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白点病(はくてんびょう、英: white spot disease)は、魚の体が白い点で覆われてしまう病気である。観賞魚が発病する代表的な病気の一つ。自然界にも存在するが、水槽など閉鎖的な環境において問題となることが多い。また、淡水、海水両方において発生する病気であるが、症状が類似しているだけであり、原因となる病原虫も対処法も異なるので注意を要する。

Wikipedia

 

水カビ病(みずカビびょう、ミズカビ病)は、ミズカビ科真菌のミズカビ属(Saprolegnia)、ワタカビ属(Achlya)、アファノマイセス属(Aphanomyces)などの感染を原因とする魚類の感染症の総称。原因菌によってミズカビ病、ワタカビ病、アファノマイセス病と呼ばれる。サケ科魚類に発生するものはSaprolegnia、熱帯魚などの淡水魚に発生するものはAchlyaまたはAphanomycesであることが多い[1]。 外傷やほかの寄生虫によって傷ついた場所に菌がついて発症し、外観に綿毛状の菌糸体を形成、炎症を発生させる。治療にはマラカイトグリーンが有効であるが、2005年に食用の養殖魚への使用が出来なくなった[2]。観賞魚の治療薬としてはマラカイトグリーンの他にメチレンブルーなどが用いられる。

Wikipedia

 

尾ぐされ病は、観賞魚に良く見られる病気です。初期症状は、ヒレの先端や縁が白く濁り、その周囲が赤く充血することがあります。 病気が進行するに従い、白濁はヒレの根元の方へと拡大し、ヒレの先端部から裂け始め、重症魚になるとヒレは、扇を裂いたようになり、病魚は衰弱して死にいたります。 また病魚によっては患部にミズカビが寄生することもあり、さらに治療困難になります。 本病は発見が遅れると取り返しの付かないケースが多いので注意してください。

チャーム

 

運動性エロモナス症(穴あき病、松かさ病)は初期症状は体の数箇所が、血がにじんだようになります。 病気が進行すると充血の範囲は体全体に行き渡りますが、局所的な場合もあります。 また、腹部が膨れたり、肛門が腫れることもあります。 病魚は、衰弱して、死に至ります。

チャーム

 

-追記-

病気の原因となる菌は高温になると活動が鈍るので可能であれば、薬浴させる際の水温を28度くらいまで上げてください。

それと、急激な色落ちやメダカがヒレをずっとたたんでいたり、各ヒレの先が白く濁っている時は体調を崩しているサインなので見逃さないようにしましょう。

後、メダカの糞が透明な時も少し体調が良くない証拠となります。