改良メダカ界で知名度抜群な品種
有名な血統で「楊30」や「紅帝」などありますが、僕のところにいる個体はそれらの血統ではないので体色が薄いです笑。
2004年に作出された品種で、琥珀メダカの中から1匹の朱赤メダカを見つけ、その個体を元親として累代繁殖させ固定化させたものだそうです。体色体型の固定率も高く体質も強い品種なので初心者の方でも安心して飼育できます。白と黒どちらの器で飼育しても体色が映えますし、混泳させる場合の差し色に使ってみたりと用途は様々です。稚魚の頃はヒメダカと変わらない体色ですが成長と共に色が揚がっていきます。こちらの作出元のサイトとpiscesのブログに楊貴妃メダカに関して詳しく書いているのでご参照ください。
上の画像はあまり明るくない所で撮影したもので、下の画像は屋外で太陽光を直に浴びているときに撮影したものです。
上と下の画像のメダカは兄弟で体色も同等の個体ですが光の強弱によって全然違う色へと変貌します。下の画像は黄色が強調され過ぎてヒメダカみたいです笑。
朱赤系はどうやって見分けるのか?
朱赤メダカ、楊貴妃、紅帝の明確な違いですが僕にもよくわかりません笑。体色の個体差もありますし楊30系と紅帝系を直に見たことがありますが印象的にどちらも同レベルで個人の主観的な差ぐらいしかないのかなと思います。
ですが業販クラスの朱赤や楊貴妃とは体色の濃さが明らかに違うのでその辺りは流石だなと思いました。
最後になりますが、元々が琥珀メダカから派生した朱赤メダカをベースにしているので品種名としては朱赤メダカでそれを元に改良を重ねたものが楊貴妃や紅帝という系統になると僕は解釈しています。ちなみに楊貴妃と紅帝の作出過程は違うみたいなので朱赤という品種の括りが同じでも別系統扱いと考えた方が良いでしょうね。こちらのpiscesブログ 栗原系“紅帝”もご参照ください。