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ミジンコと微生物

ミジンコは微生物なのか?

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メダカにミジンコを与えていてふと思ったんです。

「ミジンコは微生物なのかどうなのか?」

僕の中では微生物扱いでしたが一応、ネットで調べると…

 

微生物(びせいぶつ)とは、肉眼でその存在が判別できず、顕微鏡などによって観察できる程度以下の大きさの生物を指す。微生物を研究する学問分野を微生物学と言う。

Wikipedia

 

恥ずかしながら完全に今まで勘違いしてました笑。

ミジンコは目に見えるので微生物じゃないんです。

 

ミジンコ(微塵子、水蚤)は、水中でプランクトンとして生活する、微小な甲殻類である。以下の様なものがミジンコと呼ばれている。

鰓脚綱枝角目(ミジンコ目)のもの

貝形虫亜綱ミオドコーパ目のもの:カイミジンコ

カイアシ亜綱のもの:ケンミジンコ

枝角目(ミジンコ目)ミジンコ科の1種

 

見分け方は以下の通り。

ミジンコ:丸っこい体・両腕を広げている・卵を担いでいる・バタフライで泳ぐ(左右の腕を同時に振っている)

ケンミジンコ:細長い体・長い触角・卵のうをぶら下げている・犬かきで泳ぐ(腹面に細かい脚)

カイミジンコ二枚貝の外見・はい回れる脚・自由形で泳ぐ(両腕を交互に掻いている)

Wikipedia

 

でも、上記のミジンコ引用文には「プランクトン」って書いてあるのでやっぱり微生物なのかと思いきや…

 

プランクトンとは、浮遊生物のことであり、水中を漂って生活する生物を指す言葉である。ケイソウや小型甲殻類、クラゲ、魚類の幼生など、様々な分類群に属する生物を含む。遊泳能力を全く持たないか、あるいは遊泳能力があっても水流に逆らう力が軽微であったり比較的小型の生物であるため結果的に漂うことになる生物が大部分である。

 

あくまでも「浮遊者」という概念なので、大型の生物でもクラゲなど遊泳能力が非常に低いものも含まれる。しばしば水生の微細な動物や藻類などの微生物をプランクトンと称することがあるが、付着生活など水底における生活をするものは後述のベントスに相当し、定義的にはこうしたものにプランクトンの名称を当てることは誤りである。しかし、プランクトン図鑑など、特に淡水では両者をあわせることが多い。

 

浮遊しているといっても水の動きに対して単に受動的に生きているわけではなく、浮上や沈降を能動的に行うことなどによって水の流れを利用してある程度能動的に水塊中に定位することができる。

自らのエネルギーを大量に投入せずに水塊中に定位する生活型とも言え、帆船の航法にも類似している。

生活の型による類型 プランクトンとは、水生生物を生活型で分けた場合の、浮遊生物に対する名前である。これに対し、水流に逆らって遊泳できる生物をネクトン (nekton) 、あるいは遊泳生物、水底で生活する生物をベントス (benthos) 、あるいは底生生物と呼ぶ。また、水面より上に生活するものをニューストンという。

 

ただし、これらの分類はあくまで便宜的なもので、実際の生物に完全に適用できるものではない。例えば甲殻類のオキアミ類の遊泳力はプランクトンとネクトンの中間程度であり、マイクロネクトンと呼ばれる。また一部のカイアシ類やアミなど、日中は海底直上にとどまり,夜間は水中に泳ぎ出すという半プランクトン半ベントス的な生活をするものある。ネクトベントス、プランクトベントスなどの中間概念としてのカテゴリー分けも使われている。

 

また、これらの区分は、生物種の生活史全体を通じて不変のものではない。例えば、エビ、カニ、ヒトデ、カイメン、イソギンチャクなどの多くは、幼生期にプランクトン生活を送るが、成長と共に水底で生活するベントスになるし、魚類の多くも、卵から孵化した後の幼生期は、プランクトンであるが、成長と共に遊泳能力が発達しネクトンとなる。このようなものは、幼生プランクトンとも呼ばれる。

 

後述のように、プランクトンは採集の方法が古くから確立されており、遊泳生物や底生生物より徹底した採集がたやすい。そのためもあり、幼生がプランクトンとして成体より先に発見された例や、幼生であると考えられているものの、成体が判明していない例もある。

Wikipedia

 

この上記引用文(アンダーライン)で頭の中がスッキリしました。

微生物の定義が曖昧(Wikipedia等)なんです笑。

正直、ミジンコなんて発生した初期は肉眼では見えないが成長して大きくなったらよほど目が悪くない限り肉眼で確認できますもんね。

結論として、ミジンコは「目に見えない段階では微生物扱いで、目に見えるようになるとプランクトン扱い」になるのかなと。

この曖昧な定義をどうにかしないといけませんね。

定義が分かる方にぜひ教えて頂きたいです。

 

 

日本住血吸虫(にほんじゅうけつきゅうちゅう)

余談ですが微生物の事を調べていたら日本住血吸虫(にほんじゅうけつきゅうちゅう)が気になったので調べてみました。

 

日本住血吸虫(にほんじゅうけつきゅうちゅう、学名:Schistosoma japonicum)は、扁形動物門吸虫綱二生吸虫亜綱有壁吸虫目住血吸虫科住血吸虫属に属する動物。哺乳類の門脈内に寄生する寄生虫の一種である。中間宿主は淡水(水田や側溝、ため池)に生息する小型の巻貝のミヤイリガイ(別名カタヤマガイ)。最終宿主はヒト、ネコ、イヌ、ウシなどの様々な哺乳類である。日本住血吸虫がヒトに寄生することにより起こる疾患を、日本住血吸虫症という。

Wikipedia

 

ミヤイリガイ(宮入貝)またはカタヤマガイ(片山貝)、学名: Oncomelania hupensis nosophora は、盤足目・イツマデガイ科に分類される巻貝の一種である。

 

殻は栗褐色で厚く堅い。殻の表面は滑らかで光沢がある。殻の高さ7mm、幅2.5mmほどで、巻きは8階。水田の溝や浅い小川などの止水域の泥底に生息する。親貝は6月頃、常に湿潤な柔らかい泥土に産卵し、孵化した個体は秋までに大きくなるのが一般的。冬は叢の根元や窪みで越冬する。寿命は約2年かそれ以上と推測される。

日本住血吸虫の中間宿主として知られる。また、ミヤイリガイの体内には多くの原虫や線虫、各種吸虫のセルカリアが寄生し、日本住血吸虫のセルカリアだけでも平均2,000 - 3,000匹も寄生している。

日本では、関東地方(利根川流域)から九州北部(筑後川流域)にかけて日本住血吸虫症の流行域に重なるように局地的に分布していたが、同症を媒介する危険生物(衛生害虫)とされ、撲滅を目的とした駆除(用水路改修、薬剤散布、土地改良など)により千葉県小櫃川流域・山梨県甲府盆地北西部(釜無川流域)の一部を除き絶滅したとみられている。2014年現在、絶滅危惧IA類 (CR)(環境省レッドリスト)に指定されている。また、IUCNレッドリストでは危急種(Vulnerable)と評価されている。

Wikipedia

 

こういう害のある生物でも少しは残しておかないと何かしら生態系に影響するんじゃないでしょうか。

ミヤイリガイ保護のために研究機関とかで飼育してるんですかね?

しかし、平均的な寄生虫の数が2000~3000匹は驚きです笑。

手洗いの重要性を痛感しました。