種親選びのポイントは?
まず、重要な箇所となるのは「背骨」「頭部」「ヒレ」「腹部(胴回り)」「口(顎)」です。それと背骨、頭部、顎の歪みは骨格異常であり、遺伝してしまうのでその様な個体を種親にするには、よほどの理由がない限りオススメしません。
まず背骨ですが頭部から尾びれにかけてまっすぐであることが重要です。上見で見てまっすぐでも横から見たときに背骨が上下に歪んでいる場合もあるので注意してください。
頭部と口(顎)に関しては頭の形が良いこと(凹凸などがない)と顎が歪んでいたりしゃくれていないかなどを見ます。それと口開きも骨格異常なので種親には不向きです。
腹部に関しては肥大しすぎている個体や痩せこけている個体はNGです。先天的な内臓疾患の可能性があるためです。
ヒレは「ヒレ先が切れていないか」「ヒレの付け根に曲がりなどがないか」「ヒレに張りがあるか」を見ます。ヒレをたたんでいる個体は弱っているので基本は種親にはしません。ですがどうしても種親にしたい場合は塩浴か薬浴でヒレの状態を回復させてから種親に使いましょう。ヒレの状態がメダカの健康のバロメーターなので注意深く観察してください。
