改良メダカ情報館

メダカの情報整理用にブログを始めました。改良メダカを詳しく解説!!

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メダカの天敵

天敵となる虫は?

屋内飼育の場合、あまり害虫の心配はないのですが、自然環境が近い場合の屋外飼育だと必ずと言っていいほど害虫被害に遭います。ヤゴ、ゲンゴロウ、マツモムシ、タガメタイコウチミズカマキリなどの昆虫がメダカを襲って食べるか、体外消化のうえ溶解した肉質を吸汁(きゅうじゅう)してメダカを殺傷します。害虫対策として有効な手段は目が細かいネットを水槽に被せるか、グリーンウォーターを廃止するかもしくは薄め、網で水槽の底を攫って害虫がいないか確認するしかありません。自然環境が近くに全くないような場所や沿岸部(かなり海に近い場所)で飼育している場合は害虫被害をそれほど気にする必要はありません。

  

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近年、トンボも減少しているみたいなのでヤゴは殺さずに別の容器に隔離しています。しかし、何日か経過した頃にはいなくなってしまいます笑。

そんなに早く変態するものなのかと思いきや、抜け殻が全くないので調べてみたら陸上でも活動できるタイプみたいです笑。ってことは庭の水槽にまた戻ってるんでしょうかね?

 

ヤゴ(水蠆)とはトンボ目(蜻蛉目)、特にトンボ亜目(不均翅亜目)のものの幼虫を指す通称(俗称)。肉食性の水生昆虫として有名である。語源は成虫であるトンボを表す「ヤンマの子」を略して「ヤゴ」と称された。別名タイコムシ(タイコウチとは別)、あるいはワラジムシともいう(甲殻綱ワラジムシ目とは無関係)。

Wikipedia

 

ゲンゴロウ類(ゲンゴロウるい)は昆虫綱コウチュウ目オサムシ上科に属する水生の数科にまたがる水生昆虫の総称。 ゲンゴロウ源五郎)はゲンゴロウ類の総称だが、その中でもゲンゴロウ科 (Dytiscidae) のみを指したり、ゲンゴロウ科に属するナミゲンゴロウ (Cybister japonicus) の標準和名として用いられる。同じオサムシ上科の水生グループでも、幼虫が鰓呼吸をするコガシラミズムシ科やミズスマシ科はゲンゴロウ類には通常含めない。食用に用いられる地域もある。

Wikipedia

 

タガメ(田鼈、水爬虫)は、カメムシ目コオイムシ科に分類される昆虫の一種。日本最大の水生昆虫で、日本最大のカメムシ半翅目)。 背中に高野聖が笈(おい)を負ったような斑点があるので「高野聖」とも呼ばれ、食用に用いる地方もあったが、現在は絶滅が心配される昆虫となっている。

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マツモムシ(松藻虫、Notonecta triguttata)は、カメムシ目半翅目)・マツモムシ科に分類される昆虫の一種、またはマツモムシ科の昆虫の総称である。水生昆虫で、背泳ぎで泳ぐ事で有名。そのため英名も"backswimmers"である。

Wikipedia

 

タイコウチ Laccotrephes japonensis(太鼓打、英:Water scorpion、ウォータースコーピオン)は、カメムシ目タイコウチ科に属する水生昆虫の一種。

Wikipedia

 

ミズカマキリ(水蟷螂)は、カメムシ目タイコウチ科に分類される水生昆虫の一種。その名の通りカマキリに似るが、全く別の仲間である。

Wikipedia

 

屋外水槽にはヤゴが潜む

下の画像は庭の水槽に潜んでいたヤゴです。 ショウジョウトンボのヤゴなんじゃないかなと。Googleの画像検索で調べただけなのであまり当てになりませんが…笑。
下記引用元サイトで色々なトンボの画像が見れます。気になる方は是非ご覧になってみてください。

 

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【科】トンボ科
【属】ショウジョウトンボ
【和名】ショウジョウトンボ
【学名】Crocothemis servilia mariannae
おもに平地や丘陵地の挺水植物がよく繁茂する池沼など広範囲な止水域に生息します。北海道南部から九州・四国まで生息しており、南西諸島に生息するものはタイリクショウジョウトンボに区別されます。4月下旬から10月末ころまで見られます。

トンボフィールド観察記

 

トンボのことをもっと知りたい方は下記PDFが役立ちます。

トンボのからだのつくり
身近な自然の中のトンボを探してみよう
広島大学東広島キャンパスのトンボ相

 

 

メダカと一緒に飼えない生き物

金魚

一緒に飼育したことがありますが口に入るものはなんでも食べるのであっという間に食べられてしまいます。

 

金魚同様、すぐ食べられてしまいます。基本的に大型魚とメダカを一緒に飼育するということは大型魚に餌を与えるようなものです。

 

モツゴ,オイカワ,ウグイ等

こういった淡水魚もメダカより大きいので小さいサイズのメダカを食べたり追い回したりします。

 

メダカの方がすばしっこいと思えるますが、亀は待ち伏せて捕食できる範囲に入ったメダカに対して首を伸ばして一瞬で食べます。亀の生き餌になるだけです。

 

その他

イモリ、カエル、ザリガニ、サワガニもメダカを食べるので一緒に飼育してはいけません。

 

 

野生メダカの天敵は?

野生のメダカは田んぼや池や小川などに生息しているので肉食の水生昆虫やカエル、ザリガニ、水鳥(サギ等)が主な天敵となります。その他にも雷魚オオクチバスブルーギルなどの外来種の魚もメダカを食い荒らします。

 

 

針子や稚魚に害を与える生物は?

ヒドラプラナリアはメダカの針子を襲うことがあるみたいです。僕自身、針子が捕食されている場面に出くわしたことがないのでなんとも言えませんが笑。

ヒドラは毒針を持った長い触手をイソギンチャクのように伸ばしてメダカの稚魚を捕食するみたいです。ヒドラは分裂して増えていくので水槽内に1固体いると実数はその数十倍〜100倍くらいはいると思われます。自然界のヒドラは田んぼなどに生息しミジンコなどを食べているそうです。

ヒドラ混入の原因として挙げられるのが「ブラインシュリンプの卵と共に混入」や「田んぼなどで生物を採取した時の水をそのまま使用する」などです。

 

ヒドラ (Hydra) とは、刺胞動物のうちヒドロ虫綱花クラゲ目ヒドラ科に属する淡水産の無脊椎動物の総称である。

または広くヒドラ亜目のものを指す場合もある。あるいは、ヒドロ虫綱の動物でポリプがよく発達するものについて、そのポリプのことをまとめてこう呼ぶ場合もある。

Wikipedia

 

プラナリア(英: Planaria)は、扁形動物門ウズムシウズムシウズムシ亜目に属する動物の総称。広義には、ウズムシ目(三岐腸目)に属する動物の総称。さらに、渦虫綱に分類される動物の総称とする説もある。体表に繊毛があり、この繊毛の運動によって渦ができることから、ウズムシと呼ばれる。淡水、海水および湿気の高い陸上に生息する。Planariaは「平たい面」を意味するラテン語planariusに由来し、plain「平原」やplane「平面」と語源が共通である。

Wikipedia

 

最後になりますが…

僕自身の経験上、屋外飼育で一番怖い存在となるのが「野鳥」です。

数年前ですが屋外で飼育していた朱文金が庭の真ん中に落ちていたことがありました。ちなみに金魚を飼育していた水槽から数メートル離れたところに落ちていたので魚自身が跳ねて出たのではなく、明らかに野鳥が餌を取り損ねた感じ(途中で金魚が暴れた為に落としたのか、金魚を掴んでの飛行が困難だったか)でした。普段はネットをかけていたんですがその日に限ってネットを張り忘れていた為、金魚が無残な姿となってしまいました。

このような経験から金魚を飼育している水槽には絶対にネットを張るようにしました。しかし、メダカが野鳥の被害にあったことは今の所は一度もありません笑。結構な田舎に住んでるんですがね。

他にも野良猫がよくメダカ水槽に興味を示して手を突っ込んだりしていますがメダカの方が動きが早いのでそう簡単には捕まったりはしません笑。ダルマメダカや弱視系メダカは野良猫等に捕食される可能性が高いので厳重に管理することをお勧めします。

それと近年、野生化したアライグマがメダカを捕まえて食べてしまう被害もあるので近所の人などから出没情報を聞いた際は管理方法を見直した方が良いでしょう。

僕の場合、防犯も兼ねて監視カメラを庭に設置しています。野良猫や野鳥がやってきた場合でもモニター越しにすぐわかるので非常に便利です。防犯カメラも手頃な価格になったので本当に良い時代になりました笑。ネットワークカメラなので外出時にも庭の状態が確認できるので非常に安心します笑。