改良メダカ情報館

メダカの情報整理用にブログを始めました。改良メダカを詳しく解説!!

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ビオトープについて

過去の記事にも詳しく書いていますので良かったらコチラもご覧ください。

https://medals-medaka-6.hatenablog.com/entry/2018/09/13/222120

ビオトープとは…

生物の生息空間
海や川や池などそれぞれの自然環境があり、そこに住む生き物たちがお互いに関わりあってバランスよく暮らしている。

このような場所を指します。
観賞魚でのビオトープとは睡蓮鉢や飼育ケースに水生植物を植えたり、流木を入れたり、石を置いたりと小さな自然環境を作ってあげる感じです。

 

 

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水生植物の住み分けについて

○湿地性 水辺に自生。
常に水に浸かっていなくても育つ。
鉢栽培での管理方法 多めに水をやるか、鉢底を水に浸ける。
トクサなど。

○抽水性 根が水底に着き、上部が水上に出ている。
鉢栽培での管理方法 株元までしっかり水に浸ける。
カキツバタなど。

 

暖かくなってきたので、メダカの容器に水草、水生植物を植えて楽しめる季節になってきましたね。
私は性格的に管理が苦手なのと笑 我が家にはトンボが飛来するのでヤゴ対策もしなければならないのと、採卵シーズンで積極的に卵を採りたいので大体ベアタンクにしていて、今は必要最低限くらいの水草、水生植物を楽しんでいます。

私の水生植物デビューはと言うと、メダカを飼育し始めた時にホームセンターで1つ100円くらいの浮遊性のホテイアオイを購入したことからです。
鉢や土や肥料もいらず、水生植物デビューにはもってこいです。

 

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ただメダカの飼育容器に浮かべておくだけで可愛いらしく根がすごく伸びるため朝見ると卵がビッチリ付いていてワクワクしました。
それからホテイアオイは淡い薄紫の優しい色の花も咲いてくれますよ。


 

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ですが採卵するのに卵が見えきくいし取りにくく爆発的に増えるため、間引かなければなりません。
冬は12月くらいまで葉を黒くしながらやや枯れながらも寒さに耐えてくれていました。冬場は部屋の中に入れて育てたら冬越し出来るみたいです。


近所のメダカおじさんの話だと、今年は暖冬だったのでホテイアオイが外でも冬越し出来たみたいです。今は採卵シーズンなので、シンプルなビオトープにしています。まぁビオトープと言えるのか・・・?簡易的に睡蓮鉢に水生植物を育てている感じです。
今から暑くなるのでメダカに若干の日陰作りと人間の視界的に清涼感を求めて・・・って感じです。笑

では今回は今うちにある水生植物についてコウホネについて。

科名 スイレンコウホネ属
分類 浮葉植物
花言葉 崇高(スウコウ)気高く偉大なこと
形態 水深の深い場所では水面に葉を浮かべる
地下茎が水底を這うように横へ広がりをみせる
春から秋にかけて黄色の花をつける。


地下茎は通常白色で太く地中を這い、葉は根茎の先端より出て水位の条件により水上葉の外に浮葉や水中葉も作る。
草丈 10~40センチくらい
分布 日本(本州、四国、九州、沖縄県朝鮮半島、台湾
開花期 4~9月
耐寒性 寒さに強く寒冷地以外は屋外で越冬可能
冬場は葉が黒くなったり、葉が落ちて茎がボヨボヨと柔らかくなり触ると取れて水中葉のみ残し一旦枯れたようになりますが、翌年も生育するため一年を通して水を切らさないよう注意。


屋外にて越冬して春に暖かくなるにつれ次第に水面に浮く葉をつけ、あるいは一気に水面から抽出して葉をつける。翌年も黄色い可愛い花を咲かせてくれます。
耐暑性○
株分け 株が込みいってきたら、春に株分けする。


 

 

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他にも花の中央の柱頭盤と呼ばれる部分が赤く染まるベニオグラコウホネ尾瀬に自生するオゼコウホネ、葉に班が入っている班入りコウホネなどあります。

私はコウホネが茎を伸ばし葉も増えるため、大きめの鉢に赤玉土を入れてその上に田砂を入れています。
なぜ田砂まで入れているかと言うと水蓮鉢にはメダカと一緒にドジョウも飼育しているのでドジョウが砂に潜るようにです。

そして水蓮鉢や水槽にドボンと鉢を沈めています。
あまりに深いところだと下に石を置きその上に鉢を置いていました。
メダカをたくさん飼育しているので、肥料は与えたり、与えなかったりです。


 

 

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冬場はそのまま水蓮鉢に入れておいたのと、発砲スチロールに入れて株分けして両方共越冬しました。私の住む地域は今季あまり雪も降らずそこまで冷えきらなかったからなのか1月にもかかわらず新芽がでて驚きました。
暖かったから春と勘違いしたのかな?とも思いました。

 

 

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トクサについてうちにはトクサの茎が細いものと太いものがあります。
おそらくですが、うちにある細い方はミズトクサかヒメトクサかと思います。

 

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和名 砥草 木賊(トクサ)硬い茎を煮て乾燥させると、砥石のように研げる事から「砥草」とついたそう。天然素材のヤスリとして漆器やつげ櫛などの木工品を磨いたりしたそう。現代でも限られた用途に利用されるそうです。


科名 トクサ科 スギナ(つくし)と同じ仲間の常緑シダ植物。
分類 湿性植物
花言葉 真っ直ぐ上に向かって枝分かれすることなく成長することから「率直」
あと「非凡」
形態 上に伸びる 竹のように節が育つ。

スギナ同様に茎の中は空洞で表面に節があり、茎の表面はザラザラしていて葉の代わりであるハカマを付けて垂直に育つ。

 

 

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草丈は ネットで調べたらサイトによりまちまちだったのですが…約40~100㎝みたいです。原産地 日本 (北半球の温帯地域)
開花期 春~初夏に茶色い花が咲く
耐寒性 寒さに強く屋外で越冬し、翌年も育成する
耐暑性 ○
日当たり 直射日光の当たらない半日陰を好む。耐陰性がある。ひどい乾燥は苦手。


 

 

-株分け-

株が込みいってきたら、春に株分けを行う。
トクサは植え替えをしないでいると鉢が根でパンパンになり根詰まりするので、環境にもよるが1~2年に1度1回り大きい鉢に植え替える必要があります。植え替え時期は4~7月頃が最適。とても丈夫で様々な環境に適応します。広がりすぎたら、適当に間引くといいと思います。


うちでは特に肥料は与えていませんが、よく伸びているので与えなくても大丈夫かな・・・と。
今のところ虫も発生していませんが、うちではこの時期になるとトンボが飛来してトクサでよく休んでいたりトンボ2匹でバタバタと羽を動かして交尾?をしているのかヤゴに注意です笑


 

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石を上手に使って和風庭園風にアレンジしてもかっこいいと思います。ですが間引かないとよく増えて伸びるため、植栽はよく考えて行った方が良いと思います。
植栽の際や風が強い日は茎がポキっと折れないようご注意を!


冬場はそのまま屋外ビオトープにトクサを入れていたのですが、特に気を付ける点もなくそのまま越冬出来て春になるとまた元気に茎を伸ばしてくれているので手がかからず管理がとても楽でオススメです。雪がよく積もる寒い地域にお住まいの方はちょっと難しいかもしれません。


よく伸びるため、頻繁に間引かなくてもいいように余裕をもてる少し深めの鉢だと楽ですよ~。
私は鉢に赤玉土を入れてトクサを植えて水蓮鉢にドボンです笑
トクサがあるだけで、いっきに和テイスト&何となくそれっぽいお洒落ビオトープに見えて好きです。あまりお金をかけずにビオトープを楽しみたい!という方もいらっしゃると思います。
時間とテマヒマはかかりますが、正直楽しい!!し世界でひとつの自分だけのオリジナルビオトープが作れるのが川の魅力!アイテム集め!日淡でビオトープをするならば、川に自生する水草でレイアウトするのが似合うと思うし何よりお金がかかりません!!

私もメダカ飼育初心者の時には父と近くの川で砂利を取ってきたり、石を拾い集めたり、謎の流木を拾ってきました。
帰宅して砂利に貝がくっついていないか魚の卵や汚れがないか確認して何度も洗ったり、流木は鍋で煮たりアク抜きと色々手間と時間はかかりますが楽しかったし近くの川の様子も知れて良かったと今では思います。

まぁ・・・何事も経験です!

-カボンバ-

池や沼、小川によく自生している北米原産の帰化植物
葉は2・5㎝程の切り込みのある扇型。栽培は容易。
池や流れのゆるやかな水路などに自生
導入初期に環境の違いによって溶けてしまう事があるが、一度慣れると非常に丈夫な水草

 

 

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川に行けば流れついた色々な形の流木や大きな石、砂利、アナカリスなどの水草をゲット出来ます。
地域により様々な色彩や形状の川砂があり、川の上流に行けば石が角ばっていて下流の方だと丸っこい石でそういった発見も面白いですよ。
レイアウトを考えながら、重ねる用の小さい石や日陰を作る用の大きい石、面白い形の石、綺麗な色の石などお気に入りの石を何個か持って帰ると良いと思います。


川のものを持って帰った際は、魚の卵や貝や寄生虫、病原菌などが付着している事があるので流水で丁寧に洗い流しましょう。
水草も丁寧に洗い、0,5%の食塩水でトリートメントしてから飼育ケースに入れた方が良いでしょう。あまり塩が多いと水草が枯れる場合もあると思うので注意しましょう。
メチレンブルーでは石がまっ青に染まったので使用しないようにしましょう。笑