改良メダカ情報館

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毛子と針子と中間魚

毛子と針子と中間魚の違いは?

まず、毛子と針子の違いですが3ミリ以下を毛子、3~12ミリの間を針子、それ以上を中間魚(Sサイズまで)と僕は大まかですが区別しています。

毛子の育て方ですが産まれて三日目くらいまで はヨークサック(腹に抱えている袋みたいなモノから栄養を補給している)があるので餌は与えなくても大丈夫です。ヨークサックがある個体でも餌は食べ始めるので孵化後2日目あたりから給餌を開始しても問題はありません。毛子は非常に小さいのでパウダー状の餌でも食べられない場合があります。その時は更に細かくすり潰して与えてみてください。

給餌の間隔ですが理想を言えば2~3時間に一回のペースです。餌の量が足りなければなかなか成長しないので最低でも1日2回以上は給餌してください。毛子は非常にデリケートなので扱いに注意しないとすぐ死んでしまします。毛子に対しての急激な水温変化、環境変化、水質変化はご法度です。それと餌の食べ残しも水質悪化に繋がるので徹底的に除去することをお勧めします。

そのような期間を経て、10-14日目あたりでようやく針子サイズになります。この時にサイズがバラついている場合、針子サイズの個体だけを別の容器に移します。別の容器に移す理由は成長スピードにどうしても個体差がでてしまうからです。これを怠ると大きく育っている個体が有利になり、小さい個体が餌を食べる機会逃して餓死してしまいます。針子の扱い方も基本的には毛子と変わりません。毛子よりは生命力がありますが所詮はまだ赤子みたいなものなので気を抜かずに面倒を見てください。

 

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毛子や針子の体色は?

上の画像は針子です。これくらいのサイズになると少しずつメダカらしさが現れてきます。それと同時に個体のベースとなる体色が徐々に現れてきます。

ちなみにブラック系は産まれた時から黒く、楊貴妃や朱赤更紗は産まれた時は白に近い体色です。幹之系は腹膜に虹色素胞が孵化直後から確認できます。黄金系は孵化直後は黒っぽいですがブラック系ほどの濃さはありません。

それと透明鱗三色、非透明鱗三色も孵化直後から白っぽい体色で、クリアブラウン系は黄色っぽい体色で産まれ、琥珀系は黒っぽい(黄金大差ない)など産まれてきた時点で品種の特徴を発現している品種もあればそうでない品種もあります。

 

下の画像に写っている小さいサイズが毛子サイズです。毛子の存在はどちらかというと甲殻類の幼生みたいで、メダカというよりはプランクトンに近いです笑。

毛子と針子がすぐ死んでしまう場合はグリーンウォーターを使用してください。生存率が格段に上がります。

 

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下の画像はアルビノメダカの針子です。

 

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虹色素胞、イカの虹色の秘密 イカの皮膚細胞「虹色素胞(にじしきそほう)」。実験で電気的な刺激を与え、輝きを強調している。 イカの生態で皮膚が果たす役割は、まだ十分に解明されていない。「攻撃の意思を示したり、カモフラージュとして、恐らく日常的に活用しているのだろう。怒ると非常に鮮やかになるが、周囲にどんなメッセージを伝えているか正確に理解するのは難しい」とウッズホール海洋生物学研究所のトレバー・ウォーディル(Trevor Wardill)氏は語る。

National Geographic
 

色素胞(しきそほう、英:chromatophore)とは変温動物における色素細胞であり、運動性を有する。魚類の色素胞は、黒色素胞、赤色素胞、黄色素胞、白色素胞、虹色素胞の5種に分類され、いずれも神経冠に由来する。色素胞は体色変化に関与し、色素胞の数量の変化による体色変化を形態的変化、色素胞の運動性に由来する体色変化を生理的変化と呼ぶ。体色変化に関与するホルモンにはMCH、MSH、メラトニン、アドレナリンが挙げられる。

Wikipedia