ヒレ変化系の中で最も好きな品種
下の画像のブラックスワローメダカを作るのに結構な時間を要しました。
元々はブラックスワロー(スワロー具合が良いが色が薄いオス)にブラックスワローのスワローじゃない兄弟(兄弟の中で一番色が濃いメス)を掛け合わせたのでF2まで殆どスワローが出現せず(微妙なスワローが7匹だけ)心が折れそうになりました。
F3でやっとスワロー出現率が10%前後となり、F4でのスワロー出現率は15%前後とそれなりに出現率も上がり選抜交配を重ねた結果が出てきました。そして、F5でスワロー出現率が20%以上になり、理想的な個体にも出会えました。
スワローの固定率は高くはないですが現在も安定してスワローを出現させてくれる系統となっています。
スワロー重視で選抜交配を重ねているのでどうしても状態の良いオスほど色が薄くなる(始祖の色が薄い為)ことが課題です。
その課題を克服させる為にオロチの体色を遺伝させる異種交配「オロチ×ブラックスワロー」に着手することになったのです。