改良メダカ情報館

メダカの情報整理用にブログを始めました。改良メダカを詳しく解説!!

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水換えの基本

水換えはどのくらいの間隔で行うの?

水換えの頻度と度合いはメダカの数や水槽の大きさや水質の状況(バクテリアの繁殖具合)により変化します。屋外飼育の場合は季節によっても水換えの頻度が変わりますが、週一回、水槽の1/3~半分程度の水換えが基本となり、冬季は水換えを行う必要はなく、汲み置き水を足すのみとなります。メダカは変温動物なので水温によって活性が違い、冬場の様な水温が低い時はほとんど水底で動かず越冬し、夏場の様な水温が高い時にはよく動き回り餌を食べ凄い勢いで繁殖します。なので必然と夏場の水換え頻度は多くなります。それと僕の経験則ですが水温が15~19度の時がメダカの免疫が下がり病気になりやすいです。日中に水温が20度を超える様なら大丈夫ですが水温が上がりきらない場合は慎重に水換えや水質管理を行うことをお勧めします。水温が15度を下回ると活性も下がりメダカが冬支度を始めるのでそこまで心配しなくてよいでしょう。春先と晩秋が危ないので気にかけてあげてください。

 

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水を汚す一番の原因は、メダカの排泄物と餌の食べ残しです。このメダカのフンや餌の食べ残しが水中で有害な物質アンモニアへと変化し、蓄積されていきます。そこで活躍してくれるのが、水中に存在するバクテリアなどの微生物です。バクテリアは底床やろ過器のスポンジなどを住処としています。このバクテリアの働きによりアンモニアを分解してくれます。しかしバクテリアの繁殖にはある程度時間がかかりますので、水槽をセット仕立ての初期段階は注意が必要です。見た目は澄んだ透明な水であっても実際にはアンモニアが蓄積されているということもあります。できる限り食べ残しが出ないように餌を与え、こまめに水換えを行いましょう。
 -引用-メダカの館カタログ2017年

 

水質浄化バクテリアは必要

上記引用文で紹介されている以外でも、水草の枯れ葉や生物の死骸などが微生物によって分解される時にも発生します。また、魚はエラからもアンモニアを排出するみたいです。多くの場合は水槽を立ち上げてから約1週間の間に検出されるそうです。
次にバクテリアアンモニアを分解したら亜硝酸塩というものに変化します。アンモニアほどの毒性はありませんが注意が必要です。 亜硝酸塩がたまった水槽では魚がおびえたり(餌を全く食べず集団で隅に集まるなど)茶色いコケが出やすくなります。水槽セット後1~3週間の時期に検出されやすいようです。
この亜硝酸塩が最終的にバクテリアによって分解されると硝酸塩となります。それほど有害ではありませんが、水中に相当量が蓄積されると魚の目が白く濁ったり、ヒレが溶けたり、体色の色落ちなどの症状がでる場合もあります。セットして3週間以上たった水槽で発生することが多く、硝酸塩のみが検出されるようになればその水槽ではろ過バクテリアが正常に働いていると考えられます。

他にも水草を入れている場合、一部は栄養として吸収されるのですがそこまでの効果は見込めません。

 

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上記に記した水換え方法以外で僕が行っている方法があります。
それは器(水槽)ごと交換すること。フルリセットするのではなく元の飼育水を活かしつつ交換します。この器ごと交換する利点ですが底床に蓄積された排泄物や害虫を丸ごと除去できることです。悪い点といえば予備の容器を揃える事と洗い物の量が増えるくらいですかね。上の画像は水換え時に撮影しました。

 

 

-追記-
一週間で水槽のphがどのくらい変化するのかを以前調べました。
10ℓの飼育水が入った水槽にLサイズのメダカを20匹入れ、一日3回の給餌、週2回の足し水(1回1ℓ)という内容で計測したところ、その水槽の初期値はph7.3だったのに対し7日目にはph10.5まで上昇していました。
測定にはデジタルph測定器を使用したのでリトマス試験紙よりは信頼できる数値だと思います。過密飼育を行う場合は足し水だけでメダカを活かすことは難しく、水質変化も思った以上に早く起こります。水換えを怠らないようにし、水質安定を図ることがメダカを過密飼育する上での最重要課題となります。


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